イベントおつかれさまでした本感想など

京都イベントお疲れ様でした。


当日のイベントですが、色々な方々にスペース立ち寄って頂けて
新刊の方は完売いたしました。ありがたい…!
当日はトニカのまいこさんとスペースがおとなり、
そして売り子に寂びたれ亭の寂びたれさんのお二方にはさまれ、
どちらも本当に好きな絵描きさんであり素敵なお話をかかれる方で
ほんとに素敵な時間を過ごさせていただいたなあ…と!
沢山の方々に本を手にとっていただき嬉しかったです…!
スペース来てくださった方は本当にありがとうございました。
差し入れまで持ってきてくださった方もほんとにありがとうございます。
大事に消費させていただきます…

前日オフや打ち上げでお世話になった方々もありがとうございました!
まとめてでもうしわけないのですが、ほんとに素敵な作品を作られている方々に囲まれ
とても楽しい時間を過ごさせて頂きました〜!

そしてなにより、お忙しい中紅楼夢より売り子をしてくださった寂びたれさん、
本当にお世話になりました…!この場を借りてお礼を申し上げます!

手にした作品はどれもすばらしいもので、
これをバネにもっとがんばりたいなあと思います。

頂いたり、購入した作品の感想を書きます。
読完分なので順不同です。
主に、科学世紀のカフェテラス、紅楼夢9での本です。
あくまで個人の視点からみた感想なので
こうじゃないよ!!みたいなところもあると思いますが‥
あと、おおいにネタバレなどしているので、それでも良い方は。

まずは、
寂びたれ亭 寂びたれさん
「木祷」
樹木化した科学世紀という背景と、
圧倒的な書き込みと共に蓮子とメリーが追いかけっこをしている図が美しいです。
メリーを蓮子が追いかけるという図がなにやら意味ありげで、
儚いような印象も見受けられます。
寂びたれさんの描かれる絵はカラーの彩度低めな少し渋い味のある絵も好きですが
黒ベタがとても綺麗で、モノクロもすごくいいなーと再確認できる一冊でした。
あと、個人的に「至るまでに対する回答」は星ナズバイブルです…
私の中の星ナズは寂びたれさんの描かれる星ナズで大半は構成されています‥
寂びたれさんの描かれるお話も絵も、
回数を重ねるごとにレベルアップしているなあ…!と!
次回作もとても楽しみです。

木綿シリコン 川科さん
「臨海センチメント」
椛 はたて 文の三人からなるそれぞれの海を描いた作品。
3人のキャラクターがひとつの話題に対してオムニバスで語られるというような形式ですが、
淡々と進む中空気感や人物の感情、そして川科さんならではの線がとても心地よい作品でした。
椛のすこし機械的で冷たそうな性格が好みです。
そして、この本で一番おおっとおもったのは28〜30ページの
文ちゃんの落下シーンです。
言葉はないものの、風の吹いている感じ、音がヒュウっとしてくるんじゃないか。
と思わせるくらい素敵でした。
「はたて帖」
世界は今の東方よりも先のお話で、
はたてちゃんが念写をつかうことのなくなった世界のお話。
はたてちゃんが頭で考えていることとその場面での掛け合いが面白く、
とくに文ちゃんとの掛け合いは、かわいいなあと…!
川科さんの描かれるお話は幻想郷に対する川科さんならではの視点に脱帽です。
あと、ちょこっとしたおまけもクスっときつつ可愛らしかったです。
「あざやかなりしはたそがれの」
妖怪と人間それぞれの違いを描いた阿求、文ちゃん本。
読完後の切なさがたまらないの一言。
人間と妖怪が同時に存在する幻想郷の中での
それぞの関わり方が線引きされて、
終わりを迎える阿求に対しての文ちゃんの関わり方が
すこし残酷にも思え、美しくもありました。
3つ通してですが、川科さんの絵は以前から「計」という一文字がぴったりだなあと
思っていました。一本一本きっちりした線の綺麗さ、お話作りの丁寧さ
ディテールのおっとおもえる仕掛け作りどれも「計」だなあと!
川科さんの丁寧さの姿勢は私も見習いたいなあと‥!

オトリエ 囮さん
「京都探偵」「ひとりぼっちの星時計」
にさつ同時で感想をかかせていただきます。
急に遅刻をするようになったり、以前とちがいよそよそしく、苛立っているようにも見える
素振りをみせる蓮子に対し戸惑うメリーを中心に「京都探偵」
そんな蓮子を中心にしたお話が「ひとりぼっちの星時計」と、二部構成になっています。
囮さんは以前から動画を見させて頂いていて、
じつは、私の今の秘封倶楽部好きは囮さんの動画がなければなかった!
といっても過言ではないというくらいです。
囮さんのお話は間がとても心地よく、
登場人物の焦りやいらだちを描いたシーンの空気感が特にいいなあと
前作の「ride on railway star」からずっと思っていました。
今回もとても間が心地よかったのですが
「ひとりぼっちの星時計」でかかれる蓮子ちゃんが
すこし切なくも思えました。
あと「京都探偵」でまさか‥浮気?ってなってるメリーもかわいい…
あーそういえば探偵といえば、浮気調査ですね!

トニカ まいこさん
「遠野手帖」
まいこさんのかかれる秘封の雰囲気がとてもすきだったのですが、
今回は遠野を舞台に二人がこんなことがあったねーああだったねー!ときゃっきゃしながら
語っている感じがなんとも可愛らしかったです。
まいこさんの持っているかわいいけどちょっとこわく、
クラシカルですこし古風な世界観がほんとにすきで
今回の京都イベントで配布されてたポストカードのお洒落さ!ほんとに素敵です。
今回の御本はぜひ手に持って歩きたい感じのおしゃれさとポケット感が非常に好みです。

ビスタ 紫子さん
「ラムネの中のビー玉は」
ラムネ瓶の中のビー玉を壊す以外の方法で取り出すにはという問いにメリーが答えを探すお話。
蓮子の「やってみなきゃわからないじゃない」という台詞が
ああ、蓮子ちゃんだなあと。
おはなしの中の二人の掛け合いで見受けられる
それぞれの物の見方感じ方の違い
そしてそうだからこその二人の関係がとてもいいなあと思いました。
個人的にですが紫子さんのかかれるギャグがとても好きでして、
今回の御本にちりばめられたネタもご本人のセンスを感じられます。


と、今回はこんなかんじで
まだまだ本はありますがここに全部描いてしまうと大変なことになってしまうので
続きは次回ということで…!
後半へつづく!